メタルバンド(ベルト)長さ調節方法

ヘアピン式(割れピン)タイプの長さ調節方法①

メタルバンド(ベルト)の中で一番メジャーな調節方法です。ヘアピンによって連結されている、バンド(ベルト)の駒を取り除いてサイズ調節を行います。基本的に矢印のついている駒ならどの駒を外しても大丈夫です。
調節方法①ではアジャスターを使用したやり方をご紹介します。
見本で使用されているバンド(ベルト)OSB5907-TP。

使用する工具

STEP1

バンド(ベルト)裏の矢印の方向を確認して下さい。駒の中に入っているピンを抜いて、不要な駒を外していきます。

STEP2

ピンを抜くため、アジャスターにバンド(ベルト)をセットします。

STEP3

アジャスター⑤と下の溝を使いバンド(ベルト)を固定し、アジャスターを握ってピンを押し出します。
※矢印の方向に注意して下さい。

STEP4

ピンが外れて下から出てきます。

STEP5

ピンが外れると駒が分かれます。

STEP6

Step2~5の工程を繰り返し、不要な駒を外します。

STEP7

バンド(ベルト)を連結させるため、矢印とは逆の方向からピンを差します。

STEP8

アジャスター①②を使い、ピンを駒の中に押し込みます。

STEP9

ピンが駒に入りました。

STEP10

完成。連結部分が外れないか引っ張って確認して下さい。

ヘアピン式(割れピン)タイプの長さ調節方法②

メタルバンド(ベルト)の中で一番メジャーな調節方法です。ヘアピンによって連結されている、バンド(ベルト)の駒を取り出してサイズ調節を行います。駒は矢印が付いている駒なら基本的にどの駒を外しても大丈夫です。
調節方法②ではアジャスターをお持ちでない方にお勧めのやり方です。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSB1133-S。

STEP1

バンド(ベルト)裏の矢印の方向を確認して下さい。駒の中に入っているピンを抜いて、不要な駒を外していきます。

STEP2

外したい駒を万力の中央に挟み、バンド(ベルト)を固定します。

STEP3

押し出しピンを使い、矢印の方向へヘアピンを上から押し出すように叩いていきます。
※矢印の方向に注意して下さい。

STEP4

押し出しピンを根本まで叩き終えると、ヘアピンがバンド(ベルト)から出てきます。

STEP5

Step1~5を繰り返して不要な駒を外します。

STEP6

バンド(ベルト)を連結させるため、矢印とは逆方向からヘアピンを戻します。
※ヘアピンの向きに注意して下さい。

STEP7

万力に固定して、ヘアピンを上から叩いてバンド(ベルト)に入れていきます

STEP8

ヘアピンがバンド(ベルト)に入ったことを確認します。

STEP9

完成。

板バネタイプの長さ調節方法

板バネによって連結されている、バンド(ベルト)の駒を取り外してサイズ調節を行います。矢印の付いている駒が外せます。最初又は最後の駒は本体から外せません。
※バンド(ベルト)によって板バネの形状は異なります。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSB1134-S。

STEP1

バンド(ベルト)裏のアジャスト溝に目打ち状のものを差し込みます。目打ちをお持ちでない方は交換用セットにも入っておりますので、そちらをご利用下さい。

STEP2

矢印の方向に板バネを押し出します。

STEP3

板バネが取れるとバンド(ベルト)の連結が外れます。

STEP4

Step1~3を繰り返し、不要な駒を取り除きます。

STEP5

バンド(ベルト)を連結させるため、矢印とは逆方向に板バネを差し込みます。

STEP6

万力に固定し、上から板バネを叩いて押し込みます。

STEP7

板バネが元の位置に戻ったことを確認して、完成です。

ネジタイプの長さ調節方法

ネジによって連結されている、バンド(ベルト)の駒を取り外してサイズ調節を行います。このバンド(ベルト)は全ての駒がアジャスト可能です。
見本で使用されているバンド(ベルト)OBY5539-T。

STEP1

バンド(ベルト)サイドにあるネジ穴にドライバーを差し込み、ネジを外します。

STEP2

ネジは小さいので無くさないように注意して下さい。

STEP3

Step1を再度行い、不要な駒を取り除きます。

STEP4

連結させ、ネジを差し込んで締め直せば完成です。
ネジを締める際に、ネジ留め材を使用することをお勧めします。ネジ留め材の代わりに、透明マニキュアなどをネジ先に塗ると外れにくくなります。

エバータイプの長さ調節方法

バンド(ベルト)の駒を取り外してサイズ調節を行います。このバンド(ベルト)は全ての駒がアジャスト可能です。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSE08017-S。

STEP1

ドライバーでバンド(ベルト)サイドの「ツメ」を外側に起こしていきます。

STEP2

ツメを起こすと図のようになります。

STEP3

ツメを起こした方向にバンド(ベルト)をスライドさせていきます。

STEP4

つなぎ駒を本体駒から外します。

STEP5

Step1~4を繰り返し、不要な駒とツメを起こした(赤丸で囲んである)金具を一つだけ本体駒から抜き取ります。

STEP6

バンド(ベルト)を連結させていくため、ツメを起こしていない側から繋げます。
Spet5で残した金具を連結する本体駒に差し込みます。

STEP7

次にツメを起こしてある側を連結させるため、つなぎ駒を差し込みます。

STEP8

つなぎ駒は奥まで差し込んで下さい。
画像は差し込み途中です。

STEP9

ドライバーを使い、ツメを戻します。
※万力を使用すると固定され、作業しやすいです。

STEP10

完成。

中留めスライドタイプの長さ調節方法

中留めをスライドさせてサイズ調節を行います。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSN1206-S。

STEP1

バックルの蓋をとります。

STEP2

ストッパーとなっている抑え板を解除していきます。テコの原理を利用して、ドライバーを差し込んでいる部分を上に押し上げます。

ここまで上げれば動かせるようになります。

外すことも可能です。

STEP3

中留金具の位置を調節し、バンド(ベルト)裏にある筋と中留金具の底の突起が合わさるようにします。

STEP4

位置を固定するため、中留金具の抑え板を押し下げてます。

STEP5

完成。

イージーアジャストの調節方法

工具を使用しないイージーアジャストのサイズ調節を行います。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSBL1253S。

STEP1

プッシュボタンを押したまま上蓋部分を引き上げます。

STEP2

下側の板部分を起こします。スライダー固定が解除されます。

STEP3

スライダー部分で長さを調節します。

                            

STEP4

スライド部分の突起をバンド(ベルト)駒と駒の間に入れてください。

STEP5

逆の手順でスライダーを固定させて完成です。

巻き込みタイプの長さ調節方法

バンド(ベルト)のつなぎ駒を取り外してサイズ調節を行います。このアジャスト方式は真鍮製品に用いられます。
見本で使用されているバンド(ベルト)BBY8798-R。

STEP1

交換用セットは白ドライバーを使います。ヤットコはお手持ちのものをご使用ください。細口のヤットコがお薦めです。万力は作業台として使用するため、もしなければ傷つきにくい台の上で行いましょう。

STEP2

バンド(ベルト)の側面を見るとつなぎ駒に隙間があるのがわかります。

STEP3

どの駒でもいいので、つなぎ駒の隙間にドライバーを入れます。この時万力など硬いモノの上で行うと安定します。

STEP4

ドライバーをハンマーで叩きます。

STEP5

つなぎ駒の隙間が広がります。

9

STEP6

つなぎ駒の広げた部分から駒を外します。

STEP7

駒が外れました。STEP2~6を繰り返して不要な駒を外します。

STEP8

駒が外れるとこのようになります。

失敗例

右の画像のように外してしまうと、つなぐことが出来なくなってしまいますのでご注意ください。

STEP9

駒をつなげていきます。つなぎ駒の隙間に駒を入れ、ヤットコで広げたつなぎ駒を閉じていきます。

STEP10

横に閉じた後に方向を変えてつなぎ駒を閉じていき、バランスを整えます。

STEP11

完成です。

Sバンドの長さ調節方法

           

バンド(ベルト)の駒を取り出してサイズ調節を行います。一番端の駒以外はどの駒を外しても大丈夫です。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSS1238-S。

STEP1

バンド(ベルト)を裏返しにします。

STEP2

駒を外しやすくするために、左右にしっかり引っ張ってください。

STEP3

駒の突起部を穴の溝にくぐらせるようにスライドさせ外します。
※この時無理にねっじたりしないようにご注意ください。

STEP4

同様にもう片方も外すと連結が外れます。

STEP5

Step1~4を繰り返し、不要な駒を取り除きます。

STEP6

逆の手順で結合させて完成です。

エルミテックスの長さ調節方法

バンド(ベルト)の駒を取り出してサイズ調節を行います。
見本で使用されているバンド(ベルト)ELTB-18GP。

作業上の注意点

①押し板 A・B を同時に閉じないで下さい。
②バネ棒・フィットカンがセットされたまま作業しないで下さい。
③バンド(ベルト)の中間から駒をはずさないで下さい。

                         

金具の構造について①

エンドピース金具

                         

金具の構造について②

押し板Bの爪は左右長さが異なります。

STEP1

精密ドライバーや目打ちのような先の細い工具を使って押し板Aを起こします。

STEP1-2

起こしにくい場合は押し板Aの根本部で試してみて下さい。

STEP2

押し板Bを起こします。
※少ししか開きませんのでご注意ください。

STEP3

バンド(ベルト)本体を抜き取ります。

STEP4

先の細い精密ヤットコなどで横からピンを抜きます。

STEP4-2

ピンは小さいので無くさないように注意して下さい。

STEP5

反対側も同様にピンを抜いて不要な駒を取ります。

STEP6

外した後のバンド(ベルト)の端はこの向きに開きます。

STEP7

バンド(ベルト)と金具を元通りにセットします。

STEP8

弱めに押し板Bのみをバンド(ベルト)の目に合わせて閉じます。

STEP9

押し板Bのみを閉じた状態で伸縮させて、完全にセットされた事を確認します。

STEP10

押し板Aを閉じて完成です。

バックル穴調節方法

バンド(ベルト)のつなぎ駒を取り外してサイズ調節を行います。このアジャスト方式は真鍮製品に用いられます。
見本で使用されているバンド(ベルト)BSB1134-S。

使用する工具

STEP1

バンド(ベルト)と直接連結してある方のバネ棒のみを動かします。

STEP2

革バンド(ベルト)の交換方法と同じ流れです。サイド穴にバネ棒外しを差し込み、バネ棒を押し下げます。
※バネ棒が飛ばないように気を付けて下さい。

STEP3

バネ棒を外せます。

バックルのバネ棒は、バネになっている所が一段しかないものを使用しています。

STEP4

バネ棒を移動させた後、バックルの内側からバネ棒を入れていきます。先に下の穴にバネ棒の先を入れます。

STEP5

その後上の穴にバネ棒を押し下げながら、穴にいれていきます。
完成です。

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